カズサンの投稿を見て、2年前に訪問した時、私も迷った末に登った事を思い出し、失礼とは思いましたが、その時の花の壇から先の様子を投稿させていただきます(その先はこんなふうになっていましたよという事で)。
私も花の壇の所で迷った末、写真のように見た目が意外とまっすぐで簡単に登れるではないかという気にだんだんなってきたので登る事にしました。しかし、少し行くと大きな堀切が! 渡れない! いったん降りてまた登る、なかなかまっすぐ進めない!(見事に尼子氏の罠にはまってしまいました! 私はたぶんここで打ち取られていたでしょう(笑))。
七曲りの木は伐採され階段も舗装されてよく整備されていました。途中には湧水がありました(これで1年半の籠城に耐える事ができたわけです)。しかし何せすごい急斜面! 体力のない私では途中から心臓がバクバク足はガクガク、結局休み休み登ったので20分どころか40分もかかってしまいました。さらに頂上三の丸に着くと30分動けず(笑)。しかし、ここからの景色は抜群でした。目の前の山には当時毛利元就の陣があったとの事。尼子義久はどんな気持ちで籠城して毎日ここから元就の陣を見ていたのでしょうか?
三の丸からは二の丸さらに本丸へと比較的平坦になっています。本丸の神社は、尼子義久がたぶん最後に籠った場所ではないかと思います。また、神社の向こうは、断崖絶壁になっていて、背後から攻める事はまず無理です。登ってみて「日本一難攻不落の山城」と言われている理由がよく解りました。
「七難八苦」を体験したい方は、山頂まで行かれる事を是非オススメします(笑)。
[月山富田城へのアクセス]:JR山陰本線安来駅から、イエロー観光ループバス「月山入口」下車すぐ、または米子方面行「市立病院」下車徒歩10分
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