銀座8丁目交差点そばの高速道路のたもとに古い橋柱があり石垣のようなものが見えたので絶対ここだと思ったらそこは“銀座の柳”の碑で、芝口御門跡はドンキの横の向かい側のビルの角でした。
説明板には『宝永7年(1710)に朝鮮の聘使の来朝に備えて新井白石の建策にもとづき我が国の威光を顕示するため……外桜田門に見られるような城門が建設されて…』とあります。外桜田門(一般に言う桜田門)は外枡形の大きな城門なので、あんなにすごいのがここにあったのか!と思いながら横の絵図を見ると、そんなもんじゃないカッコいい城門が描かれています。真ん中に大きな渡櫓。隅櫓もあります。家でよく眺めている江戸城の絵図で確認してみましたがこの形が描かれている門は他にありません。36見附に入っていないのが不思議でしたが、湊に近い南端であること、「我が国の威光を顕示するため」のもの、それから、わずか14年で焼失し再建されなかったということなので、人々の記憶にもあまり残らなかったのかもしれないと思いました。
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