本当に「遅れ馳せながら」状態で恐縮なのですが、私も城めぐりのきっかけ、投稿させていただきます。
小6の社会科の日本史にはまり、買ってもらった学研の図鑑「日本の歴史」に載っていた城の写真には魅せられていました。小6の時の木版画は図鑑の写真を見ながら、姫路城大天守を彫りましたし、中学美術のF6スケッチブックの余ったページにはこれまた図鑑の写真を見ながら、和歌山城天守を素描で描いたりしていました。長野県の大学に進学して、国宝・松本城に触れる機会を得、大学2年の研究室の旅行で松江城、大学3年の春休みに東北ワイド周遊券で弘前城・八戸城・会津若松城、大学4年の夏休みには北海道ワイド周遊券で五稜郭と松前城、大学4年の前期試験後の秋休みには北近畿ワイド周遊券で姫路城に足を伸ばしたりもしました。当時のワイド周遊券の学割は破格の低価格で、周遊区間は特急の自由席が乗り放題、経路の選択の幅も広くその往復には急行が使えました。北近畿ワイドの場合は、姫新線と因美線で鳥取にアクセスするというルートが許されていて姫路で途中下車できたのです。当時は、姫新線にも因美線にも急行が走っていました。
小学生のころから城好きの素養はあったのですが、職についてからは仕事だけで手一杯で時間も金もない若いころには遠出をするゆとりなんてありませんでした。40歳を前にして国宝天守だけは見ておきたいと一念発起、未訪の国宝天守・犬山城と彦根城に行きました。そして彦根城にて現存12天守の存在を知り、未訪の6城にも行こうと決意したことが私の城めぐりのスタートと言えるのではないかと思います。現存12天守コンプをかけた2000年の高知行き前に「竜馬がゆく」を読んで歴史小説にはまり、その後は、小説に登場した城にも足を伸ばすようにもなりましたし、200円で買った「城のしおり」に載っている全国城郭管理者協議会加盟の城にも行くようになりました。(現在、「城のしおり」は「日本の名城」の名で300円で販売されています。)そこで出会った竹田城の素晴らしさに触れて天守一辺倒の城めぐりから脱却することもできました。2007年4月に100名城のスタンプラリーがスタートした時には未訪の100名城は根室半島チャシ跡群のみでした。そして2017年の第1回お城EXPOに参戦して即「城びと」に会員登録させていただきました。鉄道の乗りつぶしやスタンプラリーに目がない私にとって、城びと登録城の制覇はまたとない目標となっています。にのまるさんご提案の「登録3,000城投稿コンプリート記念パーティ」、私も賛同いたします。鋸崎台場のように原発敷地の奥に所在していて立ち入ることができない物件をどうするかなど、コンプリートに向けての障壁は存在していますけれどもね。朝田辰兵衛さんの印象を裏切らぬよう、あと2年くらいで青森県はコンプしたいと思っています。大人の休日倶楽部パスを利用して北東北には頻繁に足を伸ばしておりますので。これからも末永く、城めぐりを楽しんでいきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
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