【鹿児島城と西南戦争の遺跡巡り④】南洲公園(+鹿屋知覧とラーメン)
(2022/08/12 訪問)
「③ 城山と西郷洞窟」からの続きです。
最後に、西郷隆盛の墓がある南洲公園を訪ねてきました。西郷に最後まで付き従いそして城山で亡くなった士族たち(桐野利秋、村田新八、別府晋介など)の墓もすぐ隣にありました。公園からは、圧倒されるような姿で目の前にドーンとそびえる桜島が見えました(写真①②)。敷地内には「顕彰館」があり、西郷隆盛の人生がジオラマなどを通じてわかりやすくまとめられています(写真③④)。黎明館と顕彰館は、ぜひ訪問される事をオススメします。
西郷は「敬天愛人」(天をうやまい、人を愛する)を座右の銘にしていたそうです。市内のあちこちでこの文字をよく見かけました。出陣の際に私学校の生徒たちに、「おいの命はおはんらにあずけもんそ」と言ったらしく、最初から自分の意見は言わず、皆の意見をまず十分よく聞き、それから自分の意見を言い、皆と納得するまで話し合いで進め、そして決する。圧力で頭越しに命令し物事を決めようとはしない。そして最後は自分の命と引き換えに責任をもってそれを実行する。今の時代の人々に何か最も欠けているような、そんな事をあの動乱の時代にやって生きていた、とてもすばらしい人物だと思いました。私は西郷隆盛をいう人を実は今までよく知りませんでしたが、今回熊本城から鹿児島城まで西南戦争の遺跡を通じて2カ月間追い続け、気がつくと今ではすっかり西郷どん(せごどん)ファンになってしまいました😊。
【周辺観光】鹿屋・知覧
せっかく鹿児島まで訪れて終戦の日も近かったので(お城とは全く関係なくてすいませんが)、翌日は少し足をのばして、鹿屋の旧海軍航空基地(写真⑤)と知覧の旧陸軍航空基地(写真⑥)も訪ねてきました。77年前の1945(昭和20)年、両基地合わせて1,347名の若き特攻隊員たちが、ここから沖縄へ向け飛び立ち、そして帰らぬ人となりました。両資料館では、その方々の遺書と1,347名全員の遺影が飾られています。鹿児島は悲しい場所が多いですね😭。
【グルメ】鹿児島ラーメン
帰りに鹿児島中央駅で「鹿児島ラーメン(だれやめセット)」食べて帰りました。あっさり豚骨でおいしかったです。おみやげは当然「さつま揚げ」です😊(写真⑦)。 (「だれやめ」とは、「一杯飲んで一日の疲れを癒す」の意味の方言だそうです)
では最後に、薩摩の武士になったつもりで気合を入れて叫びます!(皆さんも御一緒に!)
構えて、せーのー「ちぇすと~~!」😲
以上全4回、鹿児島編を読んでいただきありがとうございました😊。
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