太鼓櫓の後背に、東に向かって細く長く延びる林が見えます。
この林の反対側(外側)が、杉の木の伐採によって全容を現した蛇尾堀の石垣です。
今回いちばん楽しみにしていたところなので、バイパス方面に向かって歩きながらもドキドキしてきます。
角を曲がると少し崩れた積み石が目に飛び込んできました。石の抜け落ちているところからは裏込石が覗いています。
逸る気持ちを抑えられずに正面にまわってみるとがっちりと組まれた算木積み。伐採された木の切株が食い込み気味に接しているようにも見えますが、少しも揺らいでおらず今でも現役そのものといった風格を備えています。
その先に続く長大な石垣の見事さよ!
北を流れる阿武隈川と同じ流れを為すかのようなしなやかさとしたたかさ。
以前の姿を知らないながらも、驚天動地とはまさにこのような光景を指すのだろうと心の底から納得。もう目が釘付けです。
全貌を視界に捉えようとギリギリまで後退してみました。目の揃った布積みの美しさはまさしく小峰城の石垣です。
近くまで寄ってじっくり観察し、すりすりしたい衝動に駆られますが、蛇尾堀跡にはフェンスが張られており近づくことはできません。しかし離れたところから見てこその石垣という気もしますし、近づけない故に感じるオーラもあります。通り過ぎてしまうのがとても惜しかったです。
(耳より情報!石垣ビューのベストポイントに売地が出ていました☺)
ふと右手を見ると三重櫓が聳え立っているのが見え、我に返りました。
<つづく>
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