大野城は標高249~250mの亀山の上に築かれている平山城です。織田信長の越前平定の後、金森長近が戌山城に入った後に亀山に城を築き入ったとされています。石垣などの遺構が残り、天守台に模擬天守が建っています。天空の城として有名になりましたが、城下町を含め野面積の石垣など見所も多く、天守も正面から見るとなかなかの男前です。
代々の城主により幾度かの改変がなされたとありますが基本的には金森長近の築いた城が踏襲されているようです。かつては高山城もこのような立派な石垣に囲まれていたのでしょうか。大野城は10年ぶりになりますが、これで戌山城・大野城・鍋山城・高山城・そして隠居城の小倉山城と長近公ゆかりの城を一通り散策したことになります。大野荘は周囲を山に囲まれていて朝霧が立ち込めやすくこの日もけっこう霧が出ていたのですが、城山の周囲には霧はほぼありませんでした。年に数度集落全体が朝霧に覆われる日があるようで、その日ならTVで見るような天空の城の姿を拝見できるそうですが地元でないかぎりなかなかハードルが高いです。
ちなみに天守は冬季閉館で3月いっぱいまで入れないみたいです。その日はまだ暑いくらいでしたが入れません。
10年前に入ったからいいけど久しぶりに見たかったという気持ちがちょっぴりあります。
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