(続き)
御深井丸から鵜の首を抜けて西之丸へ。西之丸には江戸期に6棟の米蔵が置かれていましたが、うち三番蔵と四番蔵が外観復元により再建され、本丸御殿障壁画をはじめとする名古屋城所蔵品を展示し、名古屋城の情報を発信する施設・西の丸御蔵城宝館として公開されています。写真撮影はできませんが、本丸御殿で見た障壁画の本物を見ることができ、なかなか見応えがありました。また、六番蔵についても発掘調査で確認された礎石が再現されています。
築城前からあるというカヤの大木を見上げて、いったん正門から退出。正門の位置にはかつて大手にあたる西之丸榎多門の櫓門があり、空堀の土橋北詰の二之門とあわせて枡形を構成していました。現在は二之門は失われていますが、榎多門枡形の石垣は遺っています。正門は名古屋離宮の頃に江戸城から移築された蓮池門が空襲で焼失したのを戦後に再建したものです。
正門から再入城し、本丸の全景を眺めつつ二之丸のほうに歩き出したところで、向こうから見覚えのある人影が…。「千田先生!?」 思わず声をかけてしまってから、こっちはテレビや講演で見覚えがあっても先生は私のことなど知るわけないんだから…と後悔しましたが、そんなことは馴れっこなのか、すれ違いざまに軽く手を挙げて一礼して去っていかれました。お急ぎのご様子でしたのに失礼いたしました。
さて、空堀越しに二重三階の西南隅櫓を眺め、本丸南辺の空堀沿いに東へ。本丸表門から土橋を渡ったところには大手馬出が設けられていましたが、西側の堀は埋め立てられて西之丸とつながってしまっています。馬出東側の空堀を覗いて二之丸へ。本丸空堀越しには二重三階の東南隅櫓が聳え立っています。こちらも貴重な現存三階櫓ですが、白壁の漆喰が一部剝がれているのが気になりました(昨年7月時点)。今はもう修復されているのかな…(続く)。
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