1年ぶりの登城です。少し雪化粧をしていました。文治元年(1185年)加藤景廉によって築城されましたが、現在見られる石垣造りの近世城郭は慶長6年(1601年)入部した松平家乗により整備されたものです。岩村城の特徴の一つに標高717mの山頂一帯に築かれた城にもかかわらず井戸が17ヶ所もあるということです。中でも昔から好きなのは八幡曲輪にある霧ヶ井です。城主専用の霊泉で、敵が攻めてきた際、城内秘蔵の大蛇の骨をこの井戸に投じると、たちまちにして雲霧が湧き出て城を覆い尽くし、城を守ったとされています。この話を最初に知ったのは初めて登城した中学生のときでした。いつの時代、そのときの城主は誰、と疑問に思い調べてみましたが、今のところ答えをみつけられません。詮索することが野暮な話かもしれません。
明知鉄道岩村駅より岩村城下を散策して登城しました。本丸まで行き二の丸、南曲輪などを散策しました。
「岐阜の山城ベスト50を歩く」(サンライズ出版)に「山上から周囲に伸びる尾根の各所には、戦国期の曲輪や堀切が遺存している。見学路が整備されていないのが難点であるが、こちらも一見の価値がある」の記載があります。行けるものなら行ってみたいですが、無理はしないのが現在の方針なので行きません(多分)。
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