城郭放浪記さんの写真館で認識し是非訪ねたいと今回の城廻に入れて初登城しました。
住所:福岡県若宮市犬鳴(犬鳴ダム北へ約2km)
駐車場:無し入口のフェンス大扉前に路駐
参考資料:城郭放浪記さんグーグルマップに依る。
福岡城を終えて都市高速で約12km程、福岡ICで降りて県道21号線を北東約14km、犬鳴ダムに着く、ダム湖を右回りに2km程進む、道は舗装されていますが土砂で荒れています、左回り道と合流し800m程でフェンス大扉辺りに着く。フェンス大扉はごみを不法投棄する違反者がおり常時閉まってる。大扉脇を抜けて約200m登ると福岡藩犬鳴御別館に着く。
桜の木が周りに植わって居り春にはさぞ奇麗に咲く事でしょう、一人独占状態の探訪、静かです、山筋から流れる水を流す水路が堀跡か後の構造物かは分かりませんが浅い堀に成って居ます。
案内板では福岡藩犬鳴御別館と表されています。上段が南向きに石垣で構えて居り、東に大手門虎口枡形と表門、表門南上にこの城館を立てた加藤司書忠魂碑が立っている、内部は杉が植林されていて薄暗い、中程に仕切の石垣が見える、西に搦手門虎口が設けられている、上段石垣下に広い曲輪が構えて南側西側東側は土塁斜面、北は山体へ続く。
歴史:福岡藩犬鳴御別館は幕末福岡藩家老職の勤王派加藤司書によって建てられた城郭構造をもつ館です。福岡城は海岸に近く外国との戦争が起こった時、藩主を匿う為に築かれた。
館は藩の勤王派弾圧により一時中断するも御茶屋として完成。別館は福岡藩で最後に造られた城として貴重です。(案内板に依る)
この時期幕末に避難の城館としては山口県長府藩の勝山御殿があげられます。
上段南前列の石垣列が一部崩落していますがしっかりと東虎口大手枡形表門周辺、西虎口搦手裏門周辺の石垣は健在です、見応えの有った犬鳴別館でした。
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