埼玉在住の中世城郭研究家O氏の宮城来訪で、久しぶりにお隣栗原市の山城にお供しました。ここ数年、近隣でのクマの出没で中断を余儀なくされており、私にとってはほぼ一年ぶりの山城攻城です。
松倉館は栗原市栗駒松倉にあります。城主の小野寺氏は文治五年の奥州合戦の際、頼朝の臣葛西氏に従って軍功をたて、この地で千五百貫の地を拝領しました。その後末裔がこの城を居城として続きますが、天正十三年十二月、義安(道戒入道)の代に伊達政宗との戦いに敗れ落城したといいます。
城跡は松倉集落の裏山で、比高80m、最頂部の東西70m、南北30mの平場が主曲輪と考えられます。その東側に一段低く細長い曲輪が続き、それぞれの南側、北側に4~5段の帯曲輪を巡らす構造です。東南からの登路が大手道と思われ、途中に食違い虎口とおぼしき遺構も見られます。城址は岩山で、虎口跡らしき場所や登路の脇に積重なった大きな石が残っています。
久々の山城跡探訪でしたが、倒木や草に足を取られながらもなんとか攻城できました。
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