大手門の内側だけでも石垣分はお腹いっぱい状態でしたが、続いては「城内」(壺阪口門、二ノ門、吉野口門の内側)を回り尽くすべく、まずは二ノ門に向かいます。
正直、大手門内の石垣がいくら凄くても、登城道沿いの石垣となると門周辺にあるくらいだろうと思っていましたが、道の左右に広がる屋敷跡の斜面もほとんどが石垣で固められていて、大手門内とは違う意味で驚かされてしまいました。
途中、国見櫓からの眺望を堪能したり、屋敷跡で藪漕ぎしたりしながら二ノ門に到着。水堀と猿石を見た後、また大手門前まで戻って今度は吉野口門へ。こちらも、本丸下部を取り巻く石垣に吉野口門付近の竪石垣や堀切など、見どころ盛りだくさんです。さらに進んだ先の赤土郭には大堀切があるようですが、この日は時間切れのためここまで。吉野口郭を少し散策して、帰宅の途につきました。
この日歩いた「城内」のほぼ全域にわたって石垣が見られましたが、中心部から離れた場所の石垣はあちこちで崩落が進んでおり、昨秋「大和の城めぐり」と題した講演で、千田先生が高取城の石垣が危機的な状況にあると話されていたのを思い出し、その現状を目の当たりにして、何とも言えない気持ちになりました。高取城は、現役だった江戸期にあっても、修理に際して幕府の許可を要しない「常普請」の城とされていたとのことですし、この高い山中の、広大な城域全体を維持していくのはやはり並大抵のことではないのでしょうね。それだけに、高取城が「最強の城」に選ばれたことをひとつの契機に、
「最強の城」に選ばれる → 訪れる人が増える → こんなに人が来るのなら、と国や県が史跡としての価値を見直す → 保全が進む
という流れになってくれれば…と願わずにいられません。
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