本日は、久しぶりに公開した伏見櫓と初めての公開の筋鉄御門の見学に行ってきました!
伏見櫓は、二重の入母屋の建物の上に一重の小型の櫓を載せた、典型的な望楼型の三重櫓で有ります!
伏見城の城郭建築の遺構としては希有のもので、白壁三重の豪華な姿に慶長初期の頃の気風がうかがわれます!
伏見櫓は、伏見城本丸北側に「松の丸」と称される曲輪にあったとされます!
伏見城から移築されたことの裏付けとして、伏見櫓の二階南面の梁に「松ノ丸ノ東やぐら」といった線彫りが有りました!
これは、1954年に行われた解体修理の際に発見されたそうです!
筋鉄御門は、入母屋造、本瓦葺、脇戸付で福山城の本丸の正門で有ります!
これも、築城に際して伏見城から移築されたものと云われております!
柱の角に筋鉄を施し、扉に数十本の筋鉄を打ち付け、入口側向かって左に渡櫓、右に多門を連結させております!
門の内側に枡形を設けていない初期様式のものであります!
天守は、御三家でさえ許されなかった五重天守(四重目屋根を檜皮葺とし、名目四重天守としたようである)を造営、さらに7基もの三重櫓があげられるという大城郭として完成しました!
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