国宝天守の人気が高い犬山城ですが、縄張の面白さが感じられず、個人的にはさほど好きな城ではありません。しかし、数日前に読了した山岡荘八の「徳川家康」に尾張徳川家の付家老として家康に白羽の矢を立てられる成瀬正成が非常に大きく描かれていたのでかなり思い入れを持っての訪城となりました。その前の平岩親吉も入念に描かれていましたし。初めて私が訪れた2000年の時は、成瀬家の個人所有の国宝として有名でした。
天守内の工事が行われていましたが、外観に支障は生じていません。開放感抜群で恐怖すら感じる天守最上階の回縁は、木曽川側には立ち入れないようになっていました。国宝天守の写真を撮るには、落葉している冬がやはりベストなのではないでしょうか。
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