知覧城(2/3):本丸・蔵之城・弓場城・今城
(2025/02/23 訪問)
知覧城の続き(2/3)です。武家屋敷群を抜けて県道232号の緩やかな坂を30分程歩いて登ると、知覧城に到着です(写真①)。知覧城は主に本丸・蔵之城・今城・弓場城の4つの曲輪からできていました(写真③)。曲輪にもこのように城の名前をつけるのは島津の特徴です。またそれぞれが大きな堀切で遮断されていて、その大きさには圧倒されてしまいます(写真②)。発掘調査では本丸の堀切は7mあったそうです。しかもV(薬研堀)でなくほぼ垂直凹で深く掘られているのが分かると思います。このような掘り方も島津の特徴です。これでは敵は絶対に登れませんよね。さらにこの土はシラス(火山灰)でできているので、とてもよく滑ります。よごれてもいい靴で来られる事をオススメします。特に雨の日に来たら見事に滑りこけ、服も汚れますので御注意を!(笑)
本丸の階段を登ると、虎口は折れ曲がっていました(写真⑤⑥⑦)。本丸には顕彰碑が立っていて、回りは土塁で囲まれていました(写真⑧)。他の曲輪も同様に、全て折れ曲がった虎口で作られていました。
蔵之城は階段を登ると敵を欺く「行止まり虎口」になっていました(写真⑨)。つまり登ってきた敵はここで行き場を失い、そこで一網打尽! よくまあここまで考えつくものです。また大きな建物が建っていたようで礎石跡がありました(写真⑩)。その名の通り蔵があったのでしょうか? 発掘調査でここからは青磁器なども出土したようです。
次は(3/3)に続きます。スタンプ場所はここでは無いので、さらにそのスタンプ場所まで歩きます。
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