信貴山口から高安山駅まで西信貴ケーブルで。高安山駅から信貴山門まではバスが接続していました。(歩いてもいいかなーと思ったのですが、道路は歩行禁止でした😵)
朝護孫子寺をぐるぐるとまわって山頂を目指します。それなりに登りましたが、参拝者のための道は安全で、無謀な登山ではありません。
山頂の城址碑の横の解説板に、《空堀の切り通し堀、土塁、門などの城郭跡が良く残り、特に高櫓跡は著名で、中世末、織豊期直前の山城跡として保存状況の極めて良好な例で貴重な遺跡》とあり、期待大だったのですが、地図にはそれらしいものは載っておらず、道標もなかったので、秒で諦めました。
麓からずっと案内が出ていた松永屋敷跡は山頂から10分くらいのところでした。天守があった雰囲気があまり感じられなかった山頂とちがい、こちらは屋敷があった感、ものすごくありました。何と言っても住人がいらっしゃいましたし。「古天明平蜘蛛」と共に爆死しようとしている松永久秀さん?それにしてはかわいかった♪
屋敷跡は数段に分かれていてかなり広く、土塁や石垣もありました。先ほどの解説板の土塁や門跡とはここのことなのかもしれません。新しくて大きな解説板が三つくらいありました。
石垣が残る小さな平場もいくつかありました。120あったという郭の名残?
余談ですが、松永久秀が信長に献上し大和一国を安堵された「九十九髪(付藻)茄子」は現在、静嘉堂文庫美術館にあります。2016年1月に歩いて見に行きましたが(←そんなに近所ではない)、こんなにちっちゃくてぽてっとしていて可愛らしいものを、戦国ダークヒーローと呼ばれる人たちが領地と同じくらい競って欲しがったんだと思うとなかなか感慨深いものがありました。
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