「きよはら飛山祭」の真っ最中で、地元の中学生が甲冑を纏って城内を練り歩く武者行列や、烽家(とぶひや)で狼煙を上げる様子など楽しませていただきました。
飛山城は発掘調査により、古くは旧石器時代の落とし穴まで見つかったそうで、中世城郭遺構としては六つの堀が確認されたとのこと。5号堀は秀吉の破却命令でも手抜き(?)をしたか何かで当時の様子をとどめており、他の堀とは雰囲気も違っていました。
ほぼ復元とは言え、箱堀、薬研堀、障子堀など忠実に再現されており、他にも桝形虎口や手斧で削られた塀重門、横矢掛け仕様の櫓台などお城の成分が盛りだくさんで、たいへん勉強になりました。6号堀の勾配はたたき土居規格の45度ですが、土塁登りが体験できるところは40度でロープもありました。(人目を気にして登らず…)
二重の空堀が巡らされているのは東と南で、北と西は鬼怒川が天然の要塞となっています。本丸は元々北側にせり出していたけれど徐々に崖が削られて、現在の姿になったのだそうです。
その本丸真下の鬼怒川河川敷では「うつのみや花火大会」が毎年8月第2土曜日に行われ、高台の飛山城からもよく見えるのだそうです。
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