<オススメ>★★☆☆☆
相良城は武田氏の高天神城への兵站基地として相良古城を築いたことに始まる。武田氏滅亡後、徳川家康の鷹狩りの際に用いられたとされる。江戸時代に入ると徳川家治の信任も厚く、幕府の財政再建に尽力した老中・田沼意次が1768年から1780年にかけて近世城郭へと大改修を行った。特別に天守を築くことが許され三重天守を築いたとされる。1786年、徳川家治が没すると、松平定信が老中になり、意次は失脚する。1787年、隠居した意次から家督を継いだ田沼意明(意次の嫡孫)は、陸奥下村藩1万石に転封となり、相良城も廃城となった。相良城は、徹底的に破壊された。田沼意明の移封後、相良は天領となるが1823年に、陸奥下村藩主・若年寄・田沼意正(意次の四男)が、相良に1万石の領主として復帰し、相良城跡に相良陣屋を構えた。現在、移築御殿等が遺されている。
<アクセス>
相良城:JR静岡駅 静鉄バス「特急相良営業所行」終点で下車すぐ
相良城移築御殿(円妙山大慶寺):JR藤枝駅 徒歩25分
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