鳥羽駅を出てすぐの所のドルフィン公園入口(34.486845、136.844320)に着きました。
幕末の鳥羽藩は、日本への異国船来航が相次いだことを受け、藩主・稲垣長明の命で領内に多数の砲台を構築しました。
伊勢湾口・鳥羽港という要衝に位置した坂手島には、文久年間(1861年 - 1864年)に丸山崎と田ノ崎の2か所に砲台が建設されたそうです。
このうち島の北西端にある田ノ崎の砲台跡は「坂手村砲台跡」の名で1941年(昭和16年)10月21日に三重県指定史跡に指定されました。(丸山崎の方は海風で侵食されて崩壊したそうです。)
指定当時は岬の突出地を利用して周囲を掘り下げて築いた砲台跡の地形がはっきりと残っており、その後方には焔硝蔵(火薬庫)跡も確認できたようです。
戦後間もない頃にはまだ砲台跡が維持されていましたが、その後ホテルが建設されてその敷地の一部に取り込まれ、滅失したそうです。
先人の皆さんと同様に、島に渡らず、とまり湯付近から坂手島方面を見て攻城としました。
時間がありましたので、妻へ感謝を込めて、鳥羽一番街でお土産(鳥羽といえばのお土産です)を購入しました。
攻城時間は5分くらいでした。次の攻城先=鳥羽城(唐人門跡)へは、ここから徒歩で向かいました。
+ 続きを読む