二本松駅から、大手門通りの坂道をかつての城下町の風景を思い描きながらのぼって下って向かいました。
二本松少年隊の像の前では自然と足が止まってしまいます。縫い物をする母の姿が切なすぎて。。。
この日は先に行った白石城とここのほかに予定を入れなかったので、のんびりじっくりと三の丸の石垣を眺め、築石の隙間にアーティスティックに詰められた間石や、矢穴に嵌って抜けなくなったっぽい小石なども楽しんでみました。
お天気に恵まれたので天守台からの眺めがとても美しく気持ちよくて、戦場だったことを忘れてしまいそうなくらいでした。しかし、その天守台の傍らには割腹した藩士の自尽の碑。戊辰戦争のことを思うと心が痛くなります…長州人なのでm(__)m
二本松城はその長い歴史の中で何度もつくりかえられているので異なる時代の石積みを同時に見ることができます。説明板のあるところは読みながら、ないところは想像しながら見てまわりました。侍屋敷跡と推測される平場の低い石垣はどこにつながっていたのだろうとか、足元の草に埋もれた平たい石は礎石かもしれないなどなど。天守台西面下の二重石垣は布積みでも乱積みでもない布積み崩しというのだそうですが、すべての石が横長に積まれていて安定感がありました。
とっくり井戸、搦手門の石垣を見て、新城館(少年隊の丘)へ。洗心亭の方に抜けようと思ったら工事をしているところに出たのでそろそろ菊祭りの準備かな?と思ったら三の丸上段で発掘調査中でした。
<続く>
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