日本100名城

にほんまつじょう

二本松城

福島県二本松市

別名 : 霞ヶ城、白旗城
旧国名 : 陸奥

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二本松城
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にのまる

古戦場と新施設 (2023/07/01 訪問)

新しくできた歴史観光施設「にほんまつ城報館」を訪れるのがいちばんの目的でしたが、その前にお城とは逆方向に歩いて30分くらいかかりましたが『供中口(ぐちゅうぐち)古戦場跡・三浦権太夫義彰戦死の地』へ行ってみました。東北本線の線路沿いに解説板や供養塔がありました。農兵を率いて供中口の防備についた三浦義彰は東軍戦死者で唯一尊王義士として靖国神社に合祀されたのだそうです。(二本松市HP参照) 戊辰戦争は「旧幕府軍vs新政府軍」「東軍vs西軍」「賊軍vs官軍」など呼称されていますが、必ずしも皆が同じ信念をもって同じ方向を向いていたのではなく、各々が志していたことや胸に秘めていた願いや祈りがあったことを思いました。

「智恵子の生家・智恵子記念館」へも行ってみました。「智恵子抄」の智恵子、高村光太郎夫人です。
ここからにほんまつ城報館へは約2km。ほぼ直進です。昔日を伝える碑が所々に建てられており、旧家や蔵の残る街道歩きを楽しみました。

2時間近く寄り道してしまいましたが無事「にほんまつ城報館」に到着。
昨年4月にオープンしたばかりの新しくて広々とした施設です。休憩できる場所があるというだけでもありがたいです。(歩兵の心身の支え、セブンイレブンも健在です。)
1階に二本松歴史館(常設展示室・企画展示室)があり、入館料一般200円で常設展示室に入りました。二本松の歴史が詰まっています。教科書には載っていない、ここに来ないと知ることのできない心の通った、歴史と対話のできる展示内容でした。(ネタばれはしないでおきます。)きっと訪れるたびに入館すると思います。
1階には二本松城ガイダンス室もあります。迫力満点のとてもきれいな映像が全周囲型スクリーンに映し出され、最新設備や技術の素晴らしさにとにかくびっくりでした。発掘ギャラリーもよかったです。
2階に観光情報ギャラリーがあり、受付で第5弾の城カードを購入できました。

にほんまつ城報館を出て藩校「敬学舘」跡を見学、工事中の道路を通って二本松少年隊群像、箕輪門へ。そこから三の丸経由で本丸へ向かいました。
以前来たときはここからとっくり井戸を通って搦手口へ下りてしまって北端のL字型堀切、空堀、土塁を見ていなかったので行ってみます。本丸石垣の右側から下りていけました。
こんな堀切があったんだ!と驚きの光景。土塁も空堀もはっきりしていて、中世の遺構もまだまだあるのだと知った次第です。かなり高いところまで登ったので眺めもよかったです。
搦手口へ下り、少年隊の丘、紫陽花の道を経て大手道に戻り、駐車場横に抜け出ました。(ここのお手洗いは海鼠壁でも下見板張りでもなく、石垣テイストです。)

最後に【大壇口古戦場】へ向かいました。
二本松城から徒歩30分くらい。ミニストップ向原店の向かいの小さな丘です。
JA側の階段をのぼったところに二勇士(青山助之丞・山岡栄治)の碑、隊長木村銃太郎戦死の地の碑がありました。

「うつ人も うたるる人もあわれなり ともにみくにの民とおもえば」(西軍隊長)
「色かへぬ 松間の桜散りぬとも 香りは千代に残りけるかな」(陸軍中将)

少年たちにも本当は別の夢があっただろうにと切なくなってきます。

東北本線の向こうに二本松城本丸石垣が望めました。

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トベシュン

南東北百名城巡り+名古屋城 (2023/06/17 訪問)

南東北百名城巡り+名古屋城 会津若松城、白川小峰城、二本松城、仙台城、多賀城、山形城の六城を巡るため、名古屋発のツアーに申し込み、名古屋城も見物しました。

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もも

二本松城 (2022/11/13 訪問)

箕輪門や瓦の丹羽家家紋に感動しました。

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イオ

【かるた】二本松城の読み札と絵札

少年隊 銅像哀し 二本松城

石垣も山上の土の遺構も見応えありますが、二本松城というと二本松少年隊の銅像が真っ先に思い出されます。少年隊の悲劇もさりながら、後方の母親の像がもう…。
 

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概要

中世に畠山満泰が築いた山城を元に、後年に加藤氏が近世城郭へと改修。さらに江戸時代に入封した丹羽光重が、三の丸御殿や箕輪門を山麓に建てて城下町を整備した。山上の本丸跡には天守台が、山麓の御殿表門跡には箕輪門・多聞櫓・二階櫓が再建されている。本丸、三の丸の石垣と二の丸の大石垣も見どころ。

城郭情報

城地種類 梯郭式平山城
築城年代 応永21年(1414)
築城者 畠山満泰
主要城主 畠山氏、伊達氏、蒲生氏、上杉氏、加藤氏、丹羽氏
文化財史跡区分 国史跡(二本松城跡)
近年の主な復元・整備 丹羽光重
天守の現況・形態 不明
主な関連施設 箕輪門、附櫓、石碑、説明板
主な遺構 曲輪、天守台、石垣、横堀(空堀)
住所 福島県二本松市郭内3
問い合わせ先 二本松市役所観光課
問い合わせ先電話番号 0243-23-1111