<オススメ>★★★☆☆
西尾城は、鎌倉時代初期に足利義康の孫である義氏が九条家領吉良荘地頭として城を築いたことが始まりとされる。その後、西条吉良氏と東条吉良氏に分かれ、東条吉良氏の義安は織田氏に内応したため今川氏から城を追われたため、西条吉良氏が東西を兼ねた。1561年、吉良義昭は酒井正親に城を奪われ、三河一向一揆の主将となり近江へ逃れた。以降、城主は牧野成定、田中吉政と入れ代わり、城郭も改修が行われた。1601年、譜代の本多康俊が入府し、西尾藩を立藩する。7家が目まぐるしく入れ替わったが、江戸中期に松平乗佑が入府し、明治まで5代続いた。松平乗全の治世では藩校を建設するなど人材育成に力を入れた。明治維新を迎えると城は天守閣を始め、ほとんどが取り壊された。現在、土塁等が遺されている。
<アクセス>
名鉄西尾線 西尾駅 徒歩15分
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