昨年大みそか以来の訪問です。夏が来る前に、気になっていた搦手道を制覇しておこうと出かけました。
とりあえず新道から登って本丸へ。登頂の証に城址碑にタッチし松木曲輪を覗いてから八合目の柵門跡まで引き返しました。
事前に見ていた地図ではここから陣馬街道の松竹橋までは約2㎞、60分。まあまあの覚悟はいるかな?とは思いましたがひたすら下っていけばいいはずなので前進あるのみ。この石は遺構か?とか、この段差や平場は曲輪の跡か?とか、どこから攻められる?とか、上杉景勝軍はここから?とか諸々真剣に考えるのは今回はナシで、脱出できたらOKの予定。(と書くと危ないところのようですがハイキングコースです。)
進み始めてわりとすぐにかわいい矢羽根の道案内がありました。左が松竹で、右は松姫の心源院方面。右の道も捨てがたいのですが予定通り左へ。あとはホントに踏み跡のある道っぽいところを進んで30分足らずで林道から住宅地に抜けられました。途中、脇道に入ると滝が見られるところもあるようでしたが道が整備されていないと書いてあったので寄りませんでした。住宅地に出てからさらに15分ほどで陣馬街道に出ましたが、ここが八王子城と浄福寺城をつないでいる道かと思うと稲荷神社やそのそばの空き地、畑や墓地の盛り土も城の一部だっただろうなとなかなか感慨深く、歩いてみてよかったなぁと思ったのでした。
しかし、ここから高尾駅まで戻るのがちょっと面倒で…。歩数稼ぎに(‼︎)歩道を延々と歩きましたが、八王子城に戻って(下山した道を再び登るか心源院からのコースを行くかして)旧道から下るのもアリだったかもと思いました。
これまでの訪城で、御主殿とその周辺、本丸、詰城、富士見台、新道、旧道、搦手道、北条氏照と家臣の墓所に行けて、あとは太鼓曲輪だ…と思っていましたが、外郭まで含めると相当広くてまだまだ行ってみたいところもあるし、この日見上げた浄福寺城はこれまでに行った城びと登録都内城址77ヶ所のうち唯一途中断念で消化不良なところ。ぼちぼちと少しずつ行ってみようと思います。
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