年の暮れも押し迫った24日、今年最後の城館巡りと考え、昨年来続けている仙台藩21要害探訪に出かけた。まずは県南の亘理要害に。ここは慶長7年(1602)に、政宗を支えた「伊達の三傑」のひとり伊達成実が拝領し、藩政時代を通じて御一門亘理伊達氏2万3850石の居館として明治維新まで続いた。
要害絵図によれば丘陵上に本丸、東側に二之丸を配し、北西側の大沼と水掘りで囲み、本丸東方の南と北に虎口、二之丸も南側に内舛形、北側は外舛形の虎口を設けた縄張となっていた。
現在本丸跡は成実を祀る亘理神社が鎮座しており、本丸東側は南北虎口部分に道路が作られ分断されている。残念なことに、その他の遺構も都市化でほとんどが湮滅している。
要害跡から1.6kmほど南の大雄寺の亘理伊達氏歴代墓所には成実の霊廟があり、手を合わせることができた。中には甲冑姿の成実像が納められており1月と8月の16日に開帳されるという。
JR常磐線亘理駅の隣に白亜の天守閣風建築物の亘理町立郷土歴史館「悠里館」が周囲の街並みにそぐわない立派さで建っている。
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