自宅近くのあちこちの掲示板に 坂本城を考える会・下坂本学区文化協会共催の講演会「城の石垣発掘以後の坂本城、講師:大津市文化財保護課 岡田有矢氏」のポスターが! 岡田さんは、坂本城三の丸石垣発掘の現地説明会でも的確な受け答えで城びとメンバーにも好評でしたね。講演会は、先着約百名を限度とします、とあるので、14時からの講演開始に対して、12時前に行きました(そんなに頑張らんでも入れました)。
講演は、13時からの坂本城を考える会の総会の後の催しもの。会員でなくても総会会場に入れたので、興味深い話を聞けました。
坂本城を考える会は創立20年目を迎える。メンバー+αがボランティアガイドをしており、昨年度は、963人を案内した。御城印売り上げは4万5千円だったなどなど。ボランティアガイドの申し込み先をネットで探したがわかりにくかったです。比叡山坂本観光ボランティアガイドの会とは別団体です。
岡田さんの講演はとても面白かったです。城びとの皆さんが気になっている、石垣の展示(現在は埋め戻されている)については、「保存のため、埋め戻しは必須だった」、「国に対して「史跡」登録を申請しており、今月中に回答がある」「埋蔵文化財包蔵地から史跡に格上げされたら、大津市として活用を本格的に検討する」とのことでした。
講演の中で私の一番の収穫は、縄張りが見直されたこととその根拠が理解できたこと。添付の地図をご覧ください、下坂本3とあるあたりの通りや街並みの方向とその右側(東側)の街並みの方向が違います。これが、城域の名残であるとのこと。以前は、微妙にカーブした道が二の丸と三の丸の間の堀跡とされていましたが、今回の見直しで、堀はもう少し東側で直線的であったであろうと考察されています。見直し後の縄張り図のスライドを撮影しましたが、掲載はやめときます。
調べると、岡田さんは、最近も西教寺で講演されているなど、講演を聞く機会はけっこうありそうです。
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