上杉景勝の重臣直江兼続の居城です。直江氏は本与板城を拠点としていましたが、信綱の時代に与板城に移したと考えられています。
八坂神社の裏から登城したのですが、道は概ね整備されていて主な場所は歩きやすいと思います。誤算は実城(本丸)が立入禁止となっていたことです。後で長岡市のHPを確認すると
「頂上実城跡地の「城の一本杉」に倒木の危険があるため、令和5年3月13日(月)より、安全を第一に考え実城跡の城山稲荷神社周辺を立ち入り禁止にさせていただいておりますが、管理者の申し出により、安全確保のため城の一本杉を伐採いたしますので、ご理解いただきますようお願いします。伐採作業は5月8日(月)より5月12日(金)までを予定しております。」
と書いてありました。事前に確認していなかったので少しショックでした。
ただ、この城の魅力は実城を越えた後にあります。実城、二の丸、三の丸の間にある堀切、その後も千人溜まで尾根に堀切があります。千人溜前の大堀切は広すぎで私のカメラでは収まりません。三の丸の東側にも曲輪が展開していて先には堀切を見ることができますが、藪と倒木で少し難渋しました。おせん清水も藪になっていてわかりにくい状況でした。季節的なこもあるかもしれませんが、諸先輩の方々の写真と比べると全体的に藪や倒木が多くなっていることがわかります。大河ドラマ「天地人」の放送から時間が経過したこともあるのでしょうね。のろし山へは思っていたより時間がかかりそうでしたので行っていません。
実城に入れなかったのは残念でしたが、全体としては遺構がよく残っていて見ごたえがありました。
本与板城より徒歩にて登城口へ行きました。
+ 続きを読む