久間山砦は武田勝頼が長篠城を包囲した際に築かれた五つの砦の一つで中山砦歴史公園の南に位地する丘陵の上に築かれています。西に豊川が流れ県道443号線のわき道を登って行くと朽ちた小屋が有ってその脇から入って行きます。この入口、非常にうっそうとした雰囲気で、まず普通の人は入って行かないと思います。「城好き」でもちょっと躊躇しそうですね。良く見ると足元に小さく「久間山砦」と書かれた標柱が立っています。あまりウェルカムじゃない?
道は途中から踏み代程度になりますが、尾根に登って西の先端部に進むと、城址碑がありそこが主郭になります。構造としては単郭の砦に近いですが主郭はそこそこの広さが有ったと思います。帰り道は別のルートで北側から麓に降りて行きました。
一度訪問してしまえばいずれのルートからでも登れそうですが、私有地の可能性を考えると南のわき道から入って行った方が良いのかもしれません。
久間山砦は標高150mの丘陵上に築かれ、和気善兵衛宗勝・大戸民部直光・倉賀野秀景・原胤成ら300騎が守っていたとされています。
和気善兵衛宗勝の墓(供養塔)は鳥居強右衛門の墓がある新昌寺にありました。
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