高坂氏館は高坂台地の北東部、都幾川に面した部分に築かれていて、現在は高済寺の境内になっています。西側には古墳を利用した土塁が残り、江戸時代に当地を領した加賀爪氏の累代の墓が立っています。加賀爪氏は長久手の戦い・小田原攻め・関ヶ原の合戦・大阪の役と名だたる戦に従軍し功を立て 5500石を有し,江戸町奉行も務めました。江戸時代には1万3000石まで石高が上がりましたが、直澄の代に成瀬氏との間に領地問題を起こして天和元年(1681)に所領を没収され改易になってしまいました。
中世には江戸氏の流れを汲み、秩父氏の一族である高坂刑部大輔の居館があったようです。
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