おにがじょう

鬼ヶ城

三重県熊野市


旧国名 : 紀伊

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①見晴らし台からの眺望
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昌官忠

(東海&関西)遠征18日目:鬼ヶ城 (2025/06/01 訪問)

世界遺産(鬼ヶ城)から徒歩5分くらいで、鬼の見晴らし台への登り口(33.893160、136.114986)に着きました。

鬼ヶ城は有馬和泉守忠親が隠居城として築いた城のようです。
1558年(永禄元年)に有馬氏が堀内氏に滅ぼされると、堀内氏は豊臣秀吉に仕え「関ケ原の戦い」までこの地を治めました。
熊野水軍を率いた堀内氏善は領地を没収されると、加藤清正に仕えて熊本に移りました。

駐車場脇に登城口があり、ハイキングコースが整備されています。頂上まで行くのに休みなしで20分くらい、かなりへこたれます。
鬼の見晴台といわれる展望台からは、熊野灘が一望できますが、思ったより木に邪魔されてる感じです。
遺構として、石垣と堀切を確認しました。
攻城時間は35分くらいでした。次の攻城先=後山城へ目指す為、大泊駅➡相賀駅に向かうのですが、折角なので熊野古道の松本峠経由で大泊駅に向かいました。

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you

碧海を 望み岩屋を 直歩く 凪ぐ朝どこか 蕭条たりし (2025/02/08 訪問)

現地に着くまで知りませんでした。
名作アニメの聖地だったとは、、

当初は熊野市の名城 赤木城跡も訪れる予定でしたが、時間がなかったため断念。

長い年月をかけ、自然の力によって造られた巨大な岩壁は
“鬼ヶ城”の名称で世界遺産として大衆に知られていますが、
もともと“鬼の岩屋”と呼ばれていた山上に城が築かれたことからその名がついたそう。
城の遺構はわずかで、その存在は岩壁の陰に隠れてしまったといえますが、
史実はしっかりと残っているようです。

一碧万頃を望みつつ、約1km続く順路を歩いたのちにメインの城跡へ。
登城路の要所に遺構と思しき石垣(石積)が見られますが
いろいろ調べた感じ、往時のものではなさそうですね、、
山頂には土塁で構成された郭(連郭式)が良好な状態で残っています。
鬼の見晴らし台からの眺めは絶景。

近くの宿泊施設で1泊し、翌早朝に外に出て、朝日射す凪いだ海を眺めているときに
幻想的で美しいとともに、森閑としていてどこかもの寂しくも感じました。

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しんちゃん

どうせなら山城も世界遺産に‥  (2024/09/29 訪問)

山城の鬼ヶ城は城郭大系にも載っています。ふもとの駐車場のあたりが居館だったのでしょうか? 世界遺産の「鬼ヶ城」との関係も気になります。残念ながらあまり地元では山城としての認識はないようです。石見銀山の山吹城みたいに「城郭」として世界遺産に登録されれば良かったのに‥時代が異なるのかな? 登城道に桜の木がたくさん植えてあり、少し遠回りしながらジグザグ城址に向かって道が続きます。なんにせよ、この時期はちゃんとした道が付いているのは有難いです。もう直登は一生分ぐらいやった気がするので、できれば遠慮したいのです(危ないし)。主要な郭は二つで、北側の高い位置にある郭を主郭とすれば、南にある大きな郭はニの郭になります。二の郭の先には見晴らし台のある郭があり、その先の南側にも腰郭が付いています。
主郭の北側には熊野古道松本峠に向かう道が続いていて、その先には郭と堀切があるようです(未確認)。城郭大系には有馬忠親が跡継ぎとして甥の河内守忠吉を養子に迎え、隠居所として築いたと記載がありますが、天然の要害にあることから「北方に対して作戦的な意味合いがあるとも考えられる」と記載があります。確かに隠居城とするにはいささか物々しくはあります。

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しんちゃん

もう一つの鬼ヶ城 (2024/09/29 訪問)

鬼ヶ城には二つあります。一つは城びとの有馬氏の「鬼ヶ城」もう一つが国指定の名勝で世界遺産に登録されている「鬼ヶ城」です。
山城の方は現地の案内板に記載がありません(鬼の見晴らし台とある)。実際に訪れてみると「鬼ヶ城城跡」の標識がたってます。扱いがぞんざいですわ。せっかくここまで来たのだから、両方寄らない手はないです。まずは世界遺産の方から紹介。
熊野灘に突き出た石英粗面岩(案内板より)の岩盤が海に浸食され大小無数の奇岩となっています。浸食によって形成されたと思われる扁平地があり、昔に鬼と恐れられた「多娥丸(たがまる)」と呼ばれた鬼がここに住み着き、坂上田村麻呂の放った矢によって討たれたという伝説が残っています。確かに鬼か海賊でないと住むのは難しそうです。

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城郭情報

分類・構造 連郭式山城
築城主 有馬忠親
築城年 大永3年(1523)
主な城主 有馬氏
遺構 曲輪、堀切
指定文化財 世界遺産(紀伊山地の霊場と参詣道)
再建造物 碑、説明板
住所 三重県熊野市木本町字城山1751
問い合わせ先 熊野市役所
問い合わせ先電話番号 0597-89-4111