伊勢亀山城は、豊臣秀吉配下の岡本良勝が1590年から戦国期の城を母体に再築しました!
その後、1636年に本多俊次が入城後に行った修築によって近世城郭としての体裁を完成させています!
伊勢亀山城の素晴らしさは、自然地形を活かして構築された本丸・二の丸・西出丸の北辺土塁と本丸北の外堀跡ですね!
三重県で唯一創建時の位置に現存する本丸多門櫓は、全国でも数少ない多門櫓の遺構です!
また、二の丸北帯曲輪が見事に復元整備されています!
本丸南東隅の天守台には、三重の天守が
建てられていました!
堀尾忠晴によって取り壊されたが、天守は再建されなかった!
天守喪失後の16[1年、本多俊次の改修の際に、本丸北隅の土塁上に三重櫓が建造されました!
唯一の三重櫓であったため、天守の代用をなしていたと考えられます!
この三重櫓は、明治以降に解体されており、現在は堀から立ち上がる高い土塁が当時を偲ばせております!
伊勢亀山城の主要な門のうち、城外面した4ヵ所(大手門・青木門・江ケ室門・黒門)は、外側の一の門を省略した枡形門となっています!
一方で城なの中枢部に出入りする二の丸、西出丸の3ヵ所の門(太鼓門・石坂門・西出丸門)はいずれも一の門を備えたより厳重な枡形門になっており、伊勢亀山城の防備に関する意識が如実に表れています!
+ 続きを読む