8年ぶりの明石城は城外東のエリアからスタートしました。
はじめに明石城の移築門があるという月照寺へ。
“明石といえば日本標準時”、の明石市立天文科学館のすぐ近くです。
坂道をあがると重厚感のある山門が出迎えてくれました。明石城の切手門を移築したそうですが、元々は元和4年に小笠原忠政が徳川秀忠から拝領した伏見城薬医門だったとのこと。明石城は、坤櫓も伏見城からの移築と伝わっています。各地で生き続けている伏見城、すごいです。
近くの伝・宮本武蔵作庭の本松寺や300年以上湧き続ける亀の水にも寄ってみました。
続いて明石神社に展示されている太鼓を見に行きました。明石城太鼓門(現在の明石公園正面入口)に置かれていた太鼓(とき打ち太鼓)です。外からガラス越しに見られるようにしてくださっていてありがたかったです。
城内へは東の丸入口から入りました。左手に箱堀、右手に薬研堀の登城口です。食違いの石垣に東の丸跡へ誘われ、どっちに行こうか迷いましたが、一旦南へ下りて、二の丸の石垣沿い、松平直明公遺愛お茶の水碑のある細い道を巽櫓へ直進しました。二つの櫓をほぼ真横から見る感じがよかったです。
メインの石段と合流して本丸へ。現存三重櫓二基をじっくり味わいました。駅から見える姿も好きですが、近くで見ても立派でかっこいいです。天守台からちょっとだけ見下ろしたアングルがよかったです。
艮櫓と乾櫓はイメージ再建し、桜堀の方へ下りてみました。石垣で堅められてはいますが、お城の堀というよりのどかな公園の池といった雰囲気です。しかし、水面に映る石垣と幻想的な空気感はやっぱりお城の堀でした。
巽櫓と坤櫓のツーショットも素敵だけれど、天守台と坤櫓の並んだ姿もいいものだなぁなど思いながら広場に下りて、公園管理事務所で三重櫓シリーズの城カードを購入し、太鼓門から退出しました。
最後に大通りをはさんだ駅側の「織田家長屋門」へ。
船上城からの移築と伝わるとあり、びっくりでした。
というのも、今回の城旅、1カ所くらい新規ポチしたくて、がんばれば行けそうな船上城を狙っていたのですが、時間切れで行けなかったのです。
最後の最後で船上城と縁のある長屋門にも巡り合えて、よき城旅でした。
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