久しぶりに投稿します。
新型コロナウイルスの感染を恐れて公共交通機関での移動を避け、しばらく城廻を中止していましたが、巣籠の我慢が限界となり、心ならずもレンタカーを利用して行ってきました。
鎌刃城には麓に専用駐車場があり、その駐車スペースも大きく、10台ほどの車が駐車していましたが、後10台は停められるほどのゆとりがありました。案内板も駐車場に設置されており、地元の方の取り組みに感謝します。
まず、続100名城のスタンプのあるCafe&Gallery「源右衛門」へ向かいました。スタンプを押し、案内パンフレットボックスの中のパンフレットと御城印を購入。到着が14時半でしたので、御城印が残り1枚だけでしたが手に入れられました。でも、後で判ったことですが、北ーⅤ曲輪にも案内パンフレットボックスがあり、その中に数枚の御城印が収められていました。もしCafe&Gallery「源右衛門」に無くてもここで手に入りますので、大丈夫です。
駐車場方向に戻り、案内板に従い約3kmの登城を開始。この季節、どの山城もそうですが落ち葉が多く、足が滑りそうになりながら、40分程、登って行くと北の大堀切に到着。
そこから右に廻って行くと大石垣が見られます。大石垣から尾根筋へ登り、その途中で水の手(大甕に水が流れ込んでいる)を見ながら北ーⅤ曲輪。そこから主郭を目指して尾根を南方向へ登って行くと幾つかの北曲輪(Ⅳー2、Ⅳー1、Ⅲ、Ⅱ、Ⅰ)を過ぎ、主郭前面の虎口へ到着。虎口は石垣で囲まれ、その石垣は石と石の間を粘土で詰めた練積みで作られています。
主郭を通り過ぎ、南曲輪へ進むと土塁と深い堀切が続き、この難所を歩き最後の堀切を降りると最大の水の手である青龍の滝に辿り着きます。途中の七つの堀切は攻め手を阻む醍醐味のある遺構。山城好きは一度体験されることがお勧めです。
青龍の滝に着いた時点で16時前になっており、日没を考えると急ぎ下山が賢明であると思い(野獣の餌食!)、西曲輪に行くのを断念。
時間削減のため戻りは堀切を通らず、横のトレッキング用の道を歩き、何とか、熊に会うことも無く、16時半に無事下城しました。
大堀切、大石垣、土塁、主郭虎口の練積み作りの石垣、連続する堀切、畝状竪堀群(時間切れで未体験)、水の手(青龍の滝)など、遺構が全て見られる醍醐味のある山城です。
但し、獣、山ヒル(上から何かぬるっとしたものが頬にあたって手で掃い難を逃れた!)とアップダウンの連続がありますので、シッカリとトレッキングの装備(熊鈴、服装、靴、ステッキなど)を忘れずにご準備下さい。時間の余裕も...、ここは、舐めたらあかん。
案内パンフレットボックスの中のパンフレットは、良く出来ていますので、登城前に確認しておくことをお勧めします。
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