文字通り安良里港を抱え込むように海に突き出した丘陵の先端部に安良里城は築かれていました。標高はおよそ100mで比高も同様と見られます。網屋崎方面から登城は無理なようで、城址から降りてくることも難しそうです。周辺のヤブが凄いですね。
「急がば回れ」で南東の自然歩道から登城します。しばらく歩くことになりますが、道はしっかりしているので安心感はあります。城址に向って行く途中にも見張などを置けそうな扁平地がいくつかあるようです。城址の入り口(虎口でいいと思う)に近づくと石垣らしきものが見えてきて、加工されていない巨岩もあります。尾根上を北に向かうと東屋らしきものが有り、ここが主郭になるようです。
主郭周辺に矢穴石らしきものもあります。目立つところに置いてあるのかな? 案内板には北側の急な下り坂を降りると網屋崎へ降りれそうな記載がありますが、先ほど見た感じでは脱出は難しそうなので、元来た道を戻ります。
戦国期の安良里港は軍船を隠しておくにはもってこいの場所だったようです。北条氏は梶原備前守兼宗を大将とする水軍の基地として活用したようです。天正18年(1590)豊臣秀吉の小田原征伐の際には徳川家康の家臣・本多重次率いる水軍に攻められ兼宗以下多数が討死し、落城したようです(城郭大系より)。
+ 続きを読む