直近の登城は2019/05/12
…まあ、他の城でもそうだとは思いますけれど、春の桜の花見場所…と言うのが周囲住民の認識。
なので、純粋に城を楽しむなら、3月下旬〜4月上旬の登城はお勧め出来ません。
…さて、以降は写真と連動させる形で案内させて頂ければと思います。
①案内図
これと照合しつつ進めて行きます。
②西曲輪、三日月堀周辺
現在は駐車場となってます。
何年か前迄は、国道461沿いに消防署が在りましたけれど、移転に伴い取り壊され更地化、駐車場の拡張に繋がりました。
③坂下門周辺
本来堀だった場所は埋め立てらて、住宅地に変化。
④坂下門付近から北曲輪、裏門方向
裏門に至る道は階段が整備され、幅員も拡張されている模様。
⑤坂下門付近から二ノ丸方向
写真右手は米蔵跡、左手は本丸を隔てる高土塁、また、二の丸へは登り坂となっています。
⑥二の丸
戦没者慰霊碑や、モニュメント等が建っています。
二の丸東側(蛇尾川寄り)には硝煙庫があり、幕末の頃には大砲が6門配備されていた模様。
⑦本丸、二の丸を隔てる空堀
公園整備に伴い、恐らく橋の部分や道路周辺等は、土盛りされていると思います。
⑧台門跡周辺、本丸
台門は城域で唯一、石垣積みが用いられ、重層門だったとの事。
また、第二次世界大戦中は監視硝が置かれたとか。
⑨北曲輪(1)
北曲輪は複数の曲輪で構成されていて、これは本丸隣接の曲輪の、本丸北東側より撮影。
公園整備に伴い後付けされた階段が、本丸を囲む土塁の高さと、勾配のキツさを物語っています。
⑩北曲輪(2)
(1)の更に北側、現城域としては此処が最北端です。
周囲(特に写真右側)は、個人所有の畑地もあるので注意を。
現在は橋が架かり、国道461(旧奥州街道・東山道)を挟んだ向かい側(大田原神社)への通行が可能です。
立地、構造的に…有事の際は、大田原神社も防御施設(出丸)としての運用を想定していた…と、思われます。
尚…写真の制限により掲載出来ませんでしたけれど、北曲輪(1)から、蛇尾川河岸へ、階段を利用して降りる事が出来ます。
但し、治水事業等で流れは変えられている為、往時を偲ぶのは難しいかも知れません。
…かなり大味となりましたけれど、地元民による大田原城案内、以上で終了です。
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