金沢藩今津代官所(城びと未登録)は、江戸初期に加賀藩(明治の版籍奉還により金沢藩)が河原林甚右衛門を代官として設けた代官所で、以降は今津氏(2代目から改姓)が代官を務め、本国と上方を結ぶ湖上交通の拠点としての役割を担いました。代官所の建物は大正に焼失、跡地は住宅地となり、通り沿いに説明板があるだけですが、代官所裏手の琵琶湖岸には加賀藩が築いた石垣が長く続いています。
また、代官所跡から北に徒歩1分の住吉神社は、賤ヶ岳の戦いの際に羽柴秀吉が、加賀藩領になってからは前田氏が上洛の際に湖上交通の安全を祈願したと伝わります。
…実のところ、今津を訪れたのは住吉神社が「ニッポン城めぐり」のイベントのスポットになっていたからで、現地に来るまで代官所の存在すら知らなかったんですが、お目当ての住吉神社は5分ほどでひとめぐりしてしまい、この後に今津港から竹生島に渡る船の時間まで1時間弱あったため、何か暇つぶしできるところはないかと現地の案内板で見つけたのが代官所跡だった次第です。でも、ほんの暇つぶし程度のつもりが、湖岸の石垣はしっかり遺っていて、思いがけず嬉しい偶然でした。
代官所跡(湖岸の石垣)を見て回ってもまだ時間があったので、今津ヴォーリズ資料館にも行ってみましたが、コロナ禍のため休館中…。そんなこんなで時間をつぶしつつ今津港に向かい、クルーズ船で竹生島に向かいます。
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