【野間城】
<駐車場他>駐車場はなし。能勢町立けやき資料館駐車場10台程度あり。
<交通手段>車
<見所>堀切・竪堀り・土塁
<感想>日帰り府またぎと蜜にならない城攻め3城目。野間城城びと初投稿いただきます。野間城は1168年に多田源氏の流れを汲む野間高頼によって築かれたと伝わります。野間氏は、この地方の国人領主で摂津能勢地方において同族の能勢氏、余野氏と共に能勢三惣領の一つとされています。天正8年(1580年)に野間資持の代に信長の召し出しに応じなかった丸山城の能勢頼道と共に誘殺されました。その後城は廃れたようです。
城跡への行き方はポイント<34.942851, 135.456618>から農道を南にまっすぐ進みます。行き着く少し手前の左手一帯が野間氏居館跡になります。(次に投稿します)土手に行き着くので、土手を登った所に溜池がありますので、すぐに左に向きを変えて南東方向に少し進むとトタンの波板を壁にした道が造ってありますのでそこを通ります。更に少し進むと添付写真の赤い鳥居がありますのでそこが登城口となります。
登山道は途中薄くなっていて道がわからなくなっていますが、中腹に石灯籠がポツンとありますので目指して登ってください。15分程度で登れます。
城跡は櫓台を備えた主郭にその北側から東側にかけての半面大きい副郭が取巻いています。副郭の北の斜面にかけて小さい連郭があります。主郭西側には2重堀切があり、主郭から1条目は大堀切になっています。2重堀切の北側斜面は畝状竪掘りが薄くなっていますがなんとなくわかります。この2重堀切のさらに西側の山の高くなっている方向に数百㍍進んでみたが遺構は見られなかったので、城跡は堀切までのようです。
麓居館と山の詰め城のオーソドックスなパターンだが、手を加えつつも鎌倉時代以前からあるのがすごい城跡です。大堀切見応えありです。
<満足度>◆◆◇
<周辺観光>野間の大けやきは樹齢千年を超える全国4位の巨樹です。大けやきに隼?かなにかの猛禽類の巣があるようです。
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