北畠氏の本拠地である多気盆地を守る詰城。伊勢と吉野を繋ぐ街道を見下ろす位置にあり、まさに南朝を守護するための城である。津から電車で1時間半くらい。比津駅で降りて比津峠に向かって歩くと道路脇に登城口が見えてくる。恐らく絡め手であり急な道が続くが、登り切ると開けた曲輪になり堀切を超えて本丸に至る。本丸からは吉野に続く山々が見渡せ、非常時にはここから兵を送り込むつもりだったのだろう。南北朝時代の武将は打算的で本心から南朝に従っていた者は少ないが、北畠家の南朝への忠誠心がうかがえる。帰りは北畠神社の裏手に降り、北畠氏館跡庭園を見学して帰路についた。
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