楠公さんが得意のゲリラ戦術をもって鎌倉幕府軍を撃破した地です。どこまで数字が正確かはわかりませんが、兵力としてかなり劣勢でした。世界史を見ていると平地での決戦が多いせいか、あまり「寡兵をもって大軍を破る」というのはハンニバル以外にはそれほど多くはないような気がします。
しかし中国や日本では孫子や六韜が古くから読まれているせいか、見事なまでのゲリラ戦が赤壁の戦いから四境戦争(第二次長州征伐)まで数多くあります。こういった「柔よく剛を制す」のようなエピソードに数多く出会えるのが山城の魅力の一つだと思います。
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