尼子氏が滅んだ城として有名な上月城は以前から一度は登城したいと思っていた城でした。山頂の本丸までは徒歩で15分ほどと非常に短く、激戦があったお城の割には非常に小規模な縄張りに驚きました。本丸からはかつて美作、備前、播磨という三国のちょうど中間位置近くにあり、交通の要衝地であることがわかる眺望でした。またこのお城は織田、毛利という強大な勢力のはざまで戦乱の渦に巻き込まれた城で、秀吉の攻略により惨殺された赤松氏一族の秘話や、上月城の戦いの舞台になった城としても有名です。上月城の戦いでは尼子勝久は毛利氏に降服し自害し、また山中鹿介も捕らえられ殺害されたと本で読みました。現在は土塁と石垣址、空堀、堀切などの遺構が残るほか、本丸に赤松氏の墓所、麓には尼子氏の供養塔が残されています。
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