二重橋(正門鉄橋)から西の丸御殿跡に建つ新宮殿への門です。
江戸城には表面に化粧の施された石垣がたくさんありますが、この門の石垣石の隙間なくびっしりと打たれたはつりの繊細さは鳥肌が立つほどで、上品な亀甲積みや江戸切りと相まって生み出された唯一無二の芸術作品を見ているようでした。
二重橋からは伏見櫓とそれに続く多聞櫓を間近に見ることができます。狙われる恐怖と無言の圧を肌身に感じつつも、計算しつくされた造形美と塗り替えられて間もない漆喰壁の白さに目が釘付けとなりました。
また、この場所からは正門石橋や西の丸大手門(皇居正門)、皇居前広場などを見渡すことができます。ふだんと真逆の立ち位置から眺めるのは何だか妙な気分でした。
+ 続きを読む