静岡市駿河区小鹿にある小鹿館は今川氏の支流・小鹿氏の館跡です。小鹿氏の始まりは今川範政の子・小五郎範頼とされ、小鹿館は駿河の街並みを一望でき、街道の押えとして駿府の今川本家を守る役目を与えられていたと思います。
文明8年(1476)今川家当主義忠が横地士郎兵衛と勝間田修理亮を討伐した帰途に一揆により落命し、今川家中に跡目争いが勃発します。小鹿範満は義忠の子、竜王丸(氏親)の陣代として府中(駿河)館に入りますが、氏親が今川家八代目を継承しても家督を返さず、長享元年(1487)伊勢新九郎盛時率いる竜王丸派の軍勢に府中館を攻撃され壮絶な市街戦となりますが、敗れ自害して果てたそうです。
また今川氏親の母・北川殿(今川義忠室)は盛時の姉にあたるようです。
小鹿館は竜雲寺から伊勢神明宮の一帯に築かれていたとされ、竜雲寺境内には土塁状のものが若干残っているそうです。
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