幕末に築かれた品川台場のうち現在残っているのは第三台場と第六台場のみです。第六台場は無人島として海上で保全され、第三台場は台場公園として整備され見学が可能になっています。複数の砲台が侵入者に対して横矢ならぬ、十字砲火を浴びせることが可能なようになっており、敵を複数の方向から攻撃することを想定して設計されているようです。第三台場の防衛は忍藩が担い、佐賀藩で製作されたカノン砲が配備されたようです。
靖国神社の遊就館に所蔵されている、品川台場に設置されていたとされる80ポンド青銅製カノン砲は安政元年に湯島大砲鋳造所(東京)で製造したものとされています。口径25cm、全長3830cmの滑空砲ですが船舶用の大砲に似た特徴を有していることから、ロシアのディアナ号が下田で横転した時に散らかしていった大量の大砲を改修して使用したという見方もあるようです。
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