川上城は川上氏の城とされますが詳細は不明です。ちょうど城址のポイントに個人宅が有るので、近づける所まで近づいてみました。ネットが引き千切られたように散らばっているので、そこを境界にしてストップします。ネット向こうの藪の中に土塁のようなものが見えました。
せり出した台地上に個人宅と庭が有るようですが、それだけでは城址の雰囲気は感じ取れません。
とりあえず、家の人がいないか尋ねてみると、その家のお母さんが畑作業をしていました。何度か声をかけると、ようやく気づいてくれました。お話を伺うと、川上城のことは解らないけど昔、背後の丘陵に加栗山という山城があって、バイパス工事の際に調査が行われて土器(かわらけ)などの出土品が出てきたそうです。川上城となんとなく関わりがありそうだけど、それ以上のことは解らないので、
北側の高架の上から削られた加栗山を眺めて雰囲気を感じました。黎明館のHPには加栗山遺跡の頁があって、それによると川上町の標高約170mの舌状台地の上にあり、旧石器・縄文・中世山城の三時期の遺跡とのこと。HPは縄文時代の出土品の紹介が主で、山城に関しての記述はあまりありません。本城が上にあって、麓にも居館等を築いていたということでしょうか?
+ 続きを読む