岐阜県瑞浪市の地球回廊は令和3年3月31日を以て、老朽化のため終業しました。竹下政権のふるさと創生事業交付金の一部を使って、旧陸軍の地下壕を利用して築かれています。航空機製造の疎開工場として彫られていて、全長は240mに及びます。トンネルにも歴史が有って、原始時代の人は天然の洞穴を野生動物から身を守るために利用し、中世は金や銀を採掘するために掘り進み、近代は防空壕や疎開先として利用と‥人は進化しているのか、してないのかわからなくなりますが、中世の戦乱の時代にも襲撃を受けた人達がこうした洞穴などに逃げ込んだりしたのではないでしょうか。そういえば石田三成も関ヶ原の合戦で敗れて「大蛇(おとち)の洞窟」に潜んでいましたね。
地球回廊は広い坑内に地球の生物の歴史の展示や、全長27mにもなるディプロドクスの骨格標本などが飾られていました。
個人的には、施設として残しておいて欲しかったですが、やむをえない判断だったと思います。
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