gotoキャンペーンが始まりましたので「じゃあ、ちょっと出かけるか」と京都の丹波地方にある福知山城を訪ねました。
このところのコロナ禍の中で「行ってもいいかなー」という思いはありましたが、旅行するのも社会貢献、政府も勧めていますしね。
この城は明智光秀が丹波平定後に築城したもので当時としてはまだ珍しい天守がありました。今の天守は鉄筋コンクリートで再建されたものですが、外観は昔のままに復元されています。
目を引くのは野面積みの石垣で、よっぽど急いで造る必要があったのでしょう、墓石や石塔がたくさん混じっておりました。こんなに多く転用石が入っているのは初めて見ました。
さて、「光秀が丹波の国を平定した」と書くと一行で済んでしまいますが、お城の資料をつぶさに見てみると、本当に面白いですね。
福知山城の近くに黒井城というのがありますが、ここの城主、赤井直正に騙されて挟み撃ちに合い、命からがら近江の国に逃げ帰った、なんてこともあったんですね。
それからしばらくの間、他の戦に駆り出され、再チャレンジでやっと丹波を平定できたのですが、明智光秀も本当に苦労しましたね。この時期の光秀は働き過ぎの過労死レベルたったと思います。
そしてこの働きを信長に大変褒められますが、その後いろいろあって本能寺の変です。NHKの大河ドラマ「麒麟が来る」は今、放送がストップしていますが、再開後このあたりの話をどう描くか大変楽しみですね。
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