春の長崎天草を巡る旅、ここから後半戦です。1日だけ所要で福岡へ戻り、ついでに福岡城さくらまつりを見学してきました。そして島原城を目指し、島原半島へ渡る旅からまた始めます。よろしくお願いします。
鹿児島本線で博多から長洲へ行き、長洲港から多比良港(たいら)行きの有明フェリーで有明海を横断して島原半島へ渡りました(写真①②)。デッキに出るとカモメの大群が近づいてきたので(写真③)、「♬かもめの水兵さん~♪」などとのんきに歌っていると、こんな至近距離まで近づいて来て、横目で私をじっと見ています(写真④)。隣にいた小さい子が、かっぱえびせんをポイと投げると、見事にナイスキャッチ!(なるほど~🤔)。
多比良港で下船し徒歩5分の所にある多比良駅から島原鉄道に乗りました。「駅」でなく「驛」の文字で、何かちょっとレトロな雰囲気です(写真⑤⑥)。 でもあれ? 切符の自販機がない? 窓口があったので窓口で切符を買うと何とビックリ! これまたレトロな切符を渡されました(写真⑦)。厚紙にハサミを入れるタイプです。50年以上も前のまだ切符の自販機というものが無い、あの国鉄と呼ばれた時代に見たような切符です。まるで昭和へタイムスリップしたような感覚になる驛でした。ちなみにワンマンで運賃箱もあるので、切符を買わなくても現金で乗れます(笑)。
ずいぶん古い明治大正時代の話ですが、この島原鉄道は明治の新橋-横浜間を走った日本最初の蒸気機関車が払い下げられたのを島鉄の創始者が買い取り、ここには邪馬台国があったと勝手に信じ込み、地元の人からは馬鹿にされながらも、蒸気機関車と雲仙と邪馬台国を島原へ呼ぶための観光の目玉にしようと、諫早から苦労して線路を敷き走らせたのが始まりだそうで、「幻の邪馬台国」という映画(竹中直人・吉永小百合さん主演)で、その様子が描かれていました。
島原駅で降り、次は徒歩10分の所にある(6城目)島原城に向かいます。
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