「城びと初投稿いただきます」(ぴーかるさん投稿からのぱくり)。
蒜山高原の東端にある比高130mの城です。近づいて行くと、主郭の一本松がいかにもな雰囲気を醸し出しています。山の西麓裾の道を集落の外れまで南下すると、粟住城の説明板があり、そこが登城口です。
主郭とその近くの郭の木はよく伐採され、今、膝ぐらいまで木が挽回した状態。主郭から北側の郭は、間が切岸と堀切で隔てられています。登城道は、主郭の南下に至るのですが、主郭とは反対側に鞍部を挟んで小さなピークがあり、そこから、三方の尾根に小さい郭群が並んでいます。城域は、南北500mほどもあります。
山頂からは、蒜山高原越しに、蒜山三座とその向こうの大山が望めます。
中国山地内ながら、広い平地(東西20km,南北10km)の蒜山高原の生い立ちを調べてみました。この場所は、中国山地脊椎の北側に位置し、流れる川は日本海に北流していたが、蒜山三座の噴火により、北側が高くなり、川は蒜山三座を迂回(西流→北流→日本海)。そして、大山も噴火して川は塞き止められ、湖に。湖底は堆積物で平らになり、その後、岡山に流れる出る旭川が水を抜き、平原に、との展開。雄大ですなあ。
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