(続き)
「鏡花水月」の開始までまだ少し時間があったので、先に好古園へ。以前に訪れたのは冬枯れの頃でしたが、この日は紅葉も見ごろで、県内有数の紅葉の名所だけあって多くの人で賑わっていました。紅葉会の夜間ライトアップに照らし出される紅葉に感嘆しながら周遊していると、姫路城のほうの夜空にレーザーサーチライトが飛び交うのが見えてきました。「鏡花水月」が始まったようです。
好古園をひとめぐりしてから三の丸広場へ。「姫路城 Castle History 鏡花水月」は、三の丸広場にイルミネーションが敷き詰められ、バルーン行燈が立ち並び、水鏡には天守が映り、レーザーサーチライトによる光のオーロラが夜空を彩るライトアップイベントで、世界遺産登録30周年のプレイベントとして開催中です(11日まで。無料)。水鏡の正面は大変な人混みだったため側面から写真を撮りましたが、小天守が切れてしまっていますね。同じ日に訪問されている侍ホリタンさんの写真では天守群が綺麗に収まっていますので、やはり並んででも正面から撮るべきだったと後悔…。ともあれ、この日は日中は雲一つない青空に聳える天守を、夜には暗闇の中に白く輝く天守を観ることができ、存分に堪能させていただきました。
なお、この日の昼食は駅前のじごろ小廣で穴子丼を。前回、穴子丼を食べられずにいた念願を果たすことができました。お土産には社会の教科書で取り上げられていたヤマサ蒲鉾(大手前店)で蒲鉾を買い、城下町どっぐ(美味しい!)を駅まで食べ歩きしました。子どもはお土産に姫路城のペーパークラフトを買い、翌日に一緒に組み立てました。さすがに連立式天守は無理があるのか大天守だけですが、ハサミもノリも不要で手軽に作れるわりにはよく出来ていて、組み立てていく中で、こういう構造になってたのか、と気付かされる点もあったりで、たぶん子ども以上に私が楽しんでいたと思います(笑)
…ということで、教科書探訪からモニターツアー、紅葉会に鏡花水月と一日かけて姫路城をめぐりましたが、さすがは日本で最初に登録された世界遺産、家内も子どもも大いに満足してくれたようです。ただ、城好きとしては観光的な城めぐりだけではやや物足りなく(いや、十分以上に満足してはいるんですが)、野里門の土塁や中堀を見ていると、次回は姫ちゃりで惣構めぐりを! との思いを新たにしました。
# ヒロケンさん、見事なまでの雲海の黒井城ですね! 私が訪れた時はところどころ下界が見えていましたが、石踏の段までかすんでしまうほどの分厚く隙間のない雲海とは…。雲海ばかりは行ってみないとわからないところがありますが、それだけに大当たりだった時は格別ですよね。
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