「かな井戸に 願いを懸ける 高天神(かないどに ねがいをかける たかてんじん)」
高天神城の築かれている城山は、水はけが良すぎて井戸を掘るのに向いていません。雨の降った翌日に訪問すると、良く解ると思います。道の脇からどんどん水が染みだして来ます。実際、かな井戸のある付近の二の丸からは貯水用の大量の瓶が出土しています。
第二次高天神城の戦いでは、水の手を絶たれ、城内に残されているのは「かな井戸」だけになりました。この井戸がいつ掘られたのかは不明ですが、いくら掘っても水が出てこないため「金井戸」と名付けられたとする説もあるようです。
城兵の願いは「かな」わず、敵陣に向かい突撃して城将の岡部元信をはじめ、688名が討死して果てました。
彼らの無念を心に留めつつも・・かな井戸が「願いのかなう」「叶井戸」としてパワースポットになるといいな、とか考えています。
どうですか掛川市観光協会さん・・ちょっと、おどろおどろしすぎますかね。
ちなみに、この井戸の深さは13mあり、落城時に姫が身投げをしたという、伝説もあるようだけど・・・
「かな井戸で 願いが叶う 高天神(かないどで ねがいがかなう たかてんじん)」
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