この日の2城目は桑折西山城。伊達氏初代の朝宗が「高館城」として築城したとの伝承があるが、中世山城として大規模な改修がなされるのは、14代稙宗の時代となる。稙宗は大永2年(1522)陸奥国守護に任じられ名実ともに奥羽の覇者となり、その権威にふさわしい城が必要となり、梁川城から桑折西山城に移った。
桑折西山城は稙宗時代に活用された本丸・二ノ丸の部分と、戦国末期に改修された中館・西館部分がある。現在、本丸中心部には当時伊達氏が政治・儀式・接待を行った中心建物の柱跡をかたどった展示がなされている。
この日は午後から雨となり中館・西館はパス。写真も写りがいまいちですね(笑)6月の再訪問後に再度投稿いたします。
攻城に当たっての駐車場は「観音寺」または「うぶかの郷」の駐車場を利用でき、いずれからも本丸まで徒歩20分ほど。なお、攻城前に老人福祉センター「大かや園」に併設されている「桑折西山城ガイダンス施設」で情報収集をされることをおすすめしたい。
搦手口に近い温泉施設「うぶかの郷」は登城後の入浴に最適。地元名産の献上桃を餌に飼育したロイヤルピーチポークを使ったかつ定食など食事も楽しめる。
桑折町は伊達氏関連史跡、寺社、旧伊達郡役所、奥州・羽州街道分岐点「追分」など見どころも多く楽しめます。
+ 続きを読む