豊田市民文化会館で行われた千田先生の講演の後に立ち寄った愛知県豊田市の丸根城。
矢作川が川幅を狭める"鵜の首"東岸の比高15m程度の台地先端部に築かれた城。
主郭と北曲輪で構成され、更に館跡と推測される主郭北東部は土塁に囲まれていたとのこと。
築城時期や城主は不確かながら、松平氏一族の城と考えられている模様。
矢作川の水運を監視していたのかもしれません。
現在は桜などが植えられ、北曲輪に東屋が建つ小さな公園として整備された城跡。
訪問時はまず北曲輪周辺を、続いて主郭一帯をゆっくり散策。
特に北曲輪周囲は遺構の状態が良く、空堀や切岸の斜面は急峻。
その北曲輪は変形型の馬出のようで、主郭と北曲輪の間の堀は虎口から東への抜け道でしょうか。
また主郭の南西面は両隅が張り出しており、横矢が掛かる形状。
講演内容には登場しませんでしたが、小さくても立派な遺構を保つ、私の城郭巡りの178城目でした。
+ 続きを読む











