沼津御用邸は大正天皇が皇太子の時代、明治26年(1893)7月に静岡県の駿東郡楊原村(現・沼津市)の島郷御料林内に建造されました。駿河湾に面し、千本松原の近くにあり富士山も望める風光明媚な土地で、周辺には大山巌や西郷従道などの別荘もあったようです。
昭和天皇も生後70日から幼少期までここで育ち、いろいろと思い入れもあったようです。昭和20年7月の沼津大空襲で本邸を焼失し、昭和45年に沼津御用邸記念公園として一般に公開されました。
現在は東附属邸と西附属邸・馬舎などが残され、西附属邸・馬舎は訪問が可能です。かつて本邸が有った場所には沼津市歴史民俗資料館が建っていますが、かつての本邸はその10倍の規模があったとされます。
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